北朝鮮ニュースでお腹いっぱい!
金正男氏が殺害されたのは先月の13日だから、
もう1ヵ月ちかく北朝鮮のニュースが、テレビや新聞を賑やかしていることになる。
そして先日のミサイル発射だ。もうウンザリと思いながらも、隣国だし、何をしでかす
か分からない国だから他人事とは思えず、ニュースが流れるとついつい見てしまうと
いう方も多いのではないだろうか
ある朝鮮半島の専門家が言っていた。
「北朝鮮という国は、その貧しさを抜きには理解できない」と。
そういえば、北の脱北者を描いた『クロッシング』という映画には、極貧で食べる物も
尽きた家族が、ついに息子が可愛がっていた犬を食べてしまうというシーンがあった。
日本の若者はよく「将来の夢」とか「自分探し」とかを語るが、
北朝鮮の多くの人たちは「今日を生きぬく」ということで精一杯なのだとか。
格差とか、非正規とかが問題になる日本だとは比較にならないほど、厳しい現実が
北朝鮮にはあるのかもしれない。だから、我々の常識では考えられないようなことが
起こるかもしれない。
でも、そうした事象も北朝鮮の『貧しさ』という視点から読み解いていくと、
理解できると、その専門家は語っていた。
確か東京新聞のコラムだったと思うが、韓国のこんなジョークを紹介していた。
ソウル警察に捕まった日本人スパイが、スーツケースを調べられ、中からパンツが
7枚出てきた。
「なんでこんなにパンツが入ってるんだ?」と警察官が尋ねると
その日本人スパイは「これは月曜日、これは火曜日、水曜日……」と答えた。
今度は北朝鮮のスパイがソウルで捕まった。
同じようにスーツケースを調べると、パンツが12枚出てきた。
警察官がこれを問い詰めると、北のスパイは答えた。
「これは1月、これは2月、3月、4月…」