2人3脚で走る時 “走らない”コツ
みんなで楽器を演奏する、つまり合奏すると、なぜかテンポが速くなる。
俗に「走る」という現象だ。
なぜテンポが上がってしまうのか? それを東京大学の研究チームが突き止めた。
彼らが英科学誌電子版に発表したところによれば
“走って”しまうのは、緊張などの心理的な要因ではなく、
お互いにテンポを合わせようと努力することで引き起こされるのだそうだ。
ペアでは速くなることが多く、平均で7~9%スピードアップするのだとか
「相手に合わせようとしすぎると、余計にテンポが上がる可能性がある」
(16日・日経新聞夕刊)
楽器以外では、たとえば運動会の2人3脚ではどうだろう?
「相手のテンポに合わせる」という意味では同じだ。
そういえば、よく「1、2、1、2…」と、掛け声よろしく走りながらも
どんどんスピードアップしていって、ついに転んでしまうシーンをよく見かける。
対策は? チームの工藤准教授によると、
「あえて合わせる個所を絞る」ことで減らせるかもしれないと語っているが
2人3脚ではそうはいかないだろう。
例えば、同じ一定のリズムの音楽を聴きながら、走るのはどうだろう?
それならテンポが上がることもないと思うのだが…