完璧な妻
読売オンラインの『発言小町』に寄せられたある男性からのメッセージ(3月21日)
妻に対して悩んでいるようで、要約すると…
『私は結婚9年目で、年収900万円、3人の子宝にも恵まれ、家も購入しました。
妻は家事を完璧にこなし、私は手出し無用です。
週に4日カフェで働き、家はいつもきれい、晩の食卓には何品も手料理がならび、
食後は手作りのデザートまで付いてくる。
帰宅すると、幼い子どもたちはすでに寝ていて、彼らの書いた短い手紙やイラストを
読みながら食事するのが日課です。その間、妻は一緒に食卓に座って、私の話を
笑顔で聞いてくれます』
まさに絵に描いたような理想の妻だが、男性は…
「息が詰まりそうになる。不満はないのに、家にいると焦燥感というか、
落ち着かなくなる。帰りたくなくなり、駅のホームのベンチで
10分ぐらい座ってから 帰るのが日課です」と。さらに…
「妻と子供は愛している。妻には感謝している。
どうしてこんな気持ちになるか、わからない」と綴っている。
妻に先立たれた私には「なんて贅沢な悩み」と、怒りすら覚えるが
まあ、でも気持ちがわからなくもない。
きっと、この男性は家でくつろぎたいのだ。
誰に気兼ねすることなく、風呂上がりにパンツ一丁で、
ググッとビールを飲みたいのかもしれない。
でも、そんなことをしたら、妻は一発で自分のことを軽蔑するかもしれない。
そんな複雑な思いが、男性を息苦しくさせているのだろうか…