ファミリー・トピックス

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子どもはダマされやすいと思え

先月26日、千葉県松戸市の小学3年生の女の子が

何者かに連れ去られ、殺害された。

依然、犯人は捕まっておらず、

近所に住むお子さんをお持ちの親たちは

さぞ不安な日々を送っていることでしょう。

 

昨年、神戸新聞に寄せられた投稿が大きな話題になったのを

ご存知だろうか?

あるマンションでは、小学生の子どもに

知らない人に挨拶されても返事をしないよう『あいさつ禁止』を

指導しているのだそうだ。

賛否の分かれるところだと思うが、昨今の連れ去り事件などを考えると

頷ける部分もある。

大人が純粋な子どもをダマすのは、そう難しいことではないからだ。

例えば、こんな例がある。

通学路を一人で歩いている子どもに、車に乗った見知らぬ男が

こう言って声をかけてきたとする。

 

「〇〇ちゃんだね、ママが交通事故に遭って大変なことになってる。

 病院まで送っていくから、急いで車に乗って!」

 

こう言われて、あなたのお子さんが、男のウソを見抜けると

胸を張って言い切れるだろうか?

「人はある感情に支配されると、冷静な判断ができなくなる」という

基本的な心理学を使ったダマし方だが、

ほとんどの子どもが「ママが交通事故」と聞いた瞬間、パニック状態になり

もはや、この男が悪いヤツで、自分をがダマそうとしてるなどと

考える余裕はなくなっているはずだ。

そういう意味では、この神戸のマンションの、見知らぬ人に声をかけられても

「返事をしない。相手にしない」という対応は

あながち間違いとは言い切れない気がする。

 

オレオレ詐欺』じゃないが、人をダマす連中は、悪知恵を働かせて

次々と新手の方法を考え出してくる。

うちの子に限って…と思いたい気持ちは分かるが

子どもはダマされやすいと思った方がいい。

そして、こうした手口から子どもを守るためには

日頃から子どもに「悪いヤツはこういう風に声を掛けてくるから気をつけろ」と

注意喚起を続けるしかない。