動く防犯カメラ
千葉県松戸のリンちゃん殺人事件で、渋谷容疑者(46)が逮捕された。
渋谷容疑者は、リンちゃんや自分の子どもが通う小学校の保護者会会長で、
毎朝「見守り隊」と称し、通学路の見張りをやっていたというから
あきれてしまう。
大好きな少女に接近するために、善人ぶって、毎日、通学路に立ち、
「おはよう」「お帰りなさい」と声をかけ、子どもたちを信用させる。
そして、ある時、好みの女の子を言葉巧みにクルマに連れ込み、豹変するのだ。
極悪人だ。ヤクザ、暴力団なら最初から悪そうにしてるから、分かりやすい。
この手の人間は、いい人を演じ、もしかすると自分も善人だと思い込んでたり
するから、本当にタチが悪い。
16日の産経新聞によると、渋谷容疑者は地元の名士で、複数の不動産を所有し
自宅のある4階建てマンションも親から相続、他に仕事をしなくても
十分な収入はあったそうだ
一方で、彼の知人の話として、渋谷容疑者は俗に言う「ロリコン」趣味があり、
少女の裸のシーンが登場する、成人向けのコミックを愛読していたそうだ。
今回の犯人逮捕に、大きな役割を果たしたものがあるそうだ。
それは車載カメラ、つまりドライブレコーダーだ。
捜査員たちは通学路周辺で検問を行い、ドライブレコーダーの画像をかき集めて
地道な作業で、通学路以外を歩くリンちゃんらしき女の子を発見、
犯人特定に一役買ったという。
ドライブレコーダーは『動く防犯カメラ』とも言われているそうだ。
こうした防犯カメラをあちこちに設置することで、
「街に死角を作らない」という対策法もあると思う。
犯罪者が、誰にも見つからずに犯行に及ぶことなど到底できない、
犯行をあきらめさせる環境を、つくることも大事だと思う。
もっとも、行き過ぎた監視社会で、国民の自由と権利が奪われるのは
願い下げだが…