「コンビニ無人化」の時代は来るか?
2025年だから、大阪万博が開かれる(…かもしれない)頃の話である。
コンビニの大手5社が、2025年までに
全商品にICタグを貼りつけて「レジの無人化」を目指すという(きのう・東京新聞)
ICタグだと、店員が商品のバーコードをピッと読み取る手間が省け
買い物カゴを指定場所に置くだけで、会計してくれる。
こうしてレジ業務を簡素化し、棚卸しなどの商品管理も合理化されることで
「人手不足が解消できる」とコンビニ各社は歓迎しているが
客の立場からすると、はたして本当にそうだろうか?
よく行くスーパーに、最近、セルフレジができた。
レジにいる店員さんが、カゴに入れた商品を会計した後
「支払いは機械でお願いします」と言われる。
その機械に、清算金額が表示されて支払いを済ますのだが、
お札と小銭を、別々の財布に入れてる私なんかは
小銭を探してモタモタしていると、
「お金を入れて下さい!」と、10秒おきぐらいに矢のように催促され
ウンザリしたことがある。
レジの無人化は、どうにも味気ない。
機械に「お金を入れて」とせかされるほど、頭にくることはない。
私の行きつけの某カフェでは、
お釣りを渡す時、さりげなく手を添えてくる若い女性がいるが
そのたびにドキドキして、オジサンを良い気分にさせてくれる。
もう50過ぎだから、若い子と変なことになることはない
(こっちがその気でも、向こうは相手にしてくれないだろう…)
でも、ただそれだけで「また来よう」という気持ちにさせてくれるのだ。
別に手を握ってくれなくても、笑顔を投げかけてくれるだけでも十分だ
やはり、サービス業は「フェイスtoファイス」が基本だと思う。。
2025年、はたして無人のコンビニに、人は集まるだろうか?
まあ、せめて人間そっくりの可愛いヒューマロイドが
明るく出迎えてくれるなら、いいかなあ、とは思うが…