北斗八星?
北の夜空に輝く北斗七星。
だが、実際は「北斗八星」であると、朝日新聞のコラムに出ていた(「動的平衡」)
ひしゃくの柄の一番端の星を7番目とすれば
6番目の星をミザールというそうだが、その星のすぐ横にもう1つ、小さな星が
あるのだ。
確かに、天体写真をよく見ると、ミザールと、もう1つの星が
少し重なるようにして存在しているのが分かる。
14世紀のアラビアでは、兵士の視力検査として
この2つの星が見分けられるかどうかでチェックしたという話が残っているらしい。
実は“北斗八星”だったと言われても、
正直「だから何?」としか思わない。
昔の人にとって夜空の星は、道しるべであり、身近な存在だったかもしれないが
都会に住む私にとっては、星はあまり身近じゃない。
新宿では、月以外の星はほとんど見えない上に
50歳を過ぎて近眼、老眼、乱視が進み、ますます星が見えづらくなっている。
近い将来(できれば私が生きてる間に…)、ガソリンなどの化石燃料が不要になり
自然エネルギーだけの社会になって、都会の空がきれいに澄みわたり
そして科学の進歩で、ビルや街の明かり等が
外部に最小限しか漏れないような技術が生まれたら
昔のような、満天の星が広がる美しい夜空が復活するかもしれない。
そしたら、先人のように、私たちの創造力も豊かになり、
自然に対する理解も進んで、環境問題をもっと真剣に考える人が
増えるのではないだろうか。