グーグルホーム
今年の年末には、多くの人が『グーグルホーム』という“スーパー家電”の名前を
知ることになるだろう。
それは、AI(人工知能)を搭載した、会話できる音声認識スピーカーで
今年中に日本でも販売されるそうだ(19日・朝日新聞)
どんなことができるのか?
家族の声(最大6人)をそれぞれ識別でき、話しかけるといろいろ調べて
教えてくれる。
例えば「今日の天気は?」と、声に出して言うと
グーグルホームがネットで最新の天気予報を調べて、教えてくれる。
「レストランを予約して」と言えば、家族の希望に合わせて予約してくれる。
他の家電と連動できるようにしておけば
例えば「テレビつけて」と口で言うだけでテレビがつき、
「暑いからエアコンつけて」と言えば冷房が入り
「お風呂沸かして」と言えば、自動的にお湯が溜まるようになるだろう。
毎朝乗る電車が決まっていれば、グーグルホームが「現在、車両故障で山手線が
止まってます」と教えてくれるかもしれない。
価格はアメリカではすでに販売されていて、日本円で1万4千円だから
日本でも同程度の価格で販売されるだろう。
しかし、こんなスーパー家電が出回って
AIの性能がどんどん向上していったら、どうなってしまうのだろうか?
たぶん私たちの生活は激変するだろう。
家族は居間にいて、ああしろ、こうしろと、指示するだけで事足りるのだ。
『その方が便利だから』 『その方が手間が省けるから』 『その方が楽だから』
…という発想で、次々とAI搭載の新製品が生み出されていくだろう。
でも、その前に、立ち止まって考えてみなければならないことがあると思う。
「それで、人は幸せになるの?」