ファミリー・トピックス

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「父の日」に最高のプレゼント

先週の日曜日は「父の日」だった。

私が子どもだった1970年頃は

母の日にカーネーションをプレゼントした記憶(確か学校行事として)はあるが

父の日に何かプレゼントした記憶はない。

当時、ほとんどの家庭で、父の日はスルーされていたのではないか。

それほど当時の家庭における、父親の存在感は薄かった。

 

50年前に誕生したリカちゃん人形。

発売当初、リカちゃんの父親は「行方不明」という設定で

いなかったそうだ(17日・朝日新聞天声人語」)

つまり父の人形だけ、販売されていない

その意図するところは何だろうか?

おそらく女の子が人形遊びをする時

ママやきょうだい、友だち、ボーイフレンドがいれば十分で、

そこに父親が登場したりすると、

一気に興冷めして、楽しくなくなってしまうからではないだろうか。

現在は、ピエールという名のフランス人のイケメンパパが存在し

人形が販売されてるそうだが、時代である。

 

コピーライターの岩崎俊一氏の言葉に

「絶対に好きだと言い合わない愛があるなら、それは、父と息子だ」

というのがあるそうだ(東京新聞

 私も大学生の息子がいるが、父の日にプレゼントをもらったことはない。

でも、別に気にしたこともないし、これでいいと思っている。

 「厳しい愛情」もあるのだ。

父が息子に贈るプレゼントは「一人前になれ、しっかり生きろ、家族を守れる

男になれ、でも、いざという時には絶対に助けてやる」というメッセージで

息子がそれに応えることが、父へのプレゼントだと思っている。

それが父と息子の愛情だと思っている。

 

先日の「父の日」に、息子は私に「バイトを始める」と言った。

あの臆病で、人付き合いが苦手だった息子が、お金を貯めるために

自分でアルバイトを見つけ、来週からカフェで働くというのだ。

 

その話が聞けただけで、父にとっては最高のビッグプレゼントだ!