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韓国映画「軍艦島」について

軍艦島端島)といえば

日本では2年前、世界遺産に認定された人気観光スポットだ。

その軍艦島を舞台にした韓国映画が、

韓国で600万人を動員する大ヒットになっているという(11日・朝日新聞

制作費22億円の大作。

ストーリーは、戦時中の軍艦島で、強制労働を強いられた朝鮮人400人が

日本側に皆殺しにされそうになり、脱走を図るという筋書きだ。

映画を制作した柳監督は、映画について「事実に基づいた創作」と語っている。

要するに「虚々実々」入り乱れた映画ということのようだが

この手のセンシティブな問題を扱うなら

どこまでが事実で、どこが作り話なのか、観客に分かるようにしてほしいものだ。

そうでないと、監督が勝手に創作した場面を見て

「日本人ってこんなヒドイことをしたんだ」と思われたら、たまらない。

 

確かに戦時中、日本人は朝鮮半島や中国の人たちに対しヒドいことをした。

いわゆる「徴用工」などの問題では、今でも韓国各地で、賠償を求める裁判が

後を絶たない。

だが戦後、日本は、アジアの人々に対して、国家間でそれなりの償いを

してきたのも事実だ。

それでも、韓国人の多くが、安倍政権との間に結ばれた「日韓合意」に

不満を抱いてるのだから、「償いが十分ではない」と感じているのだろう。

 

いずれにせよ、この徴用工の問題は、両国の極めてセンシティブな問題だ。

だから、どうか煽らないでほしい。

第2次大戦後、ヨーロッパ各国は和解をし、EUという共同体をつくった。

しかし、東アジアは相変わらずいがみ合って、まとまる気配すらない。

これでいいのか?

これが健全な状態だと思うなら、それでいい。

恥ずかしい、情けないと思わないなら、それでいい。

だが、少しでも「やはり隣国同士は仲良くすべきだ」と思うのなら

これ以上、煽るような行為は、お互いにやめるべきだ。