核なき世界と日米安保のはざまで…
きょうは聖教新聞から。
どういう理由か、一家で聖教新聞を3部とっている知り合いがいて、
その方のご好意で、1部をうちのポストに入れてもらっている。
新聞には、創価学会のいろいろな活動報告が載っていて、
おもに平和と教育、社会奉仕、人民救済などに力点を置いていることが分かる。
3月31日の一面に、創価学会インターナショナル(SGI)が
宗教間の壁を超えて「核兵器を憂慮する宗教コミュニティー」に参加し
国連の『核兵器禁止条約』の制定に賛同しているという内容の記事が出ていた。
しかし、日本政府は、米国に配慮してか、この条約には反対している。
「核兵器の保有国と非保有国の溝を深めるだけ」というのが外務省の見解らしいが、
公明党も加わっている政府与党と、その母体である創価学会の意向が
180度違うのには驚いた。
唯一の被爆国で、多くの日本人が“核なき世界”を望んでいるにもかかわらず
アメリカの“核の傘”に守られている手前、条約に賛成できないというのは
どうにも合点がいかない。
もちろん難しい判断であるとは思うが、日本人のアイデンティティが問われている。
どうか、ここは政府与党である公明党を動かしてでも、
7月に再開される『核兵器禁止条約』交渉には毅然と、
前向きに取り組んでもらいたいものだ。