ファミリー・トピックス

様々なニュースから、家族や恋人との話のネタになるようなものを月ー金でアップしてます

サウジ国王が来日

千人を超えるサウジアラビア国王ご一行様が、来日した。

専用のエスカレーター式タラップで空港に降り立ったサルマン国王が、

400台の黒塗りの高級車を従えて移動する姿は、さすがオイルマネーで潤沢な資金が

ある国は違うなあ〜と思ってしまった。

 

そんなサウジを単純にうらやましいと思わない方がいい。特に女性は!

昨年10月、『若い女性2人が、大好きな韓流スターを追いかけて韓国に逃亡した』

と、サウジで大騒ぎになったそうだ(11日・東京新聞コラム)

日本ではごく当たり前のことが、イスラムの教義にのっとった国であるサウジでは

「女性は、父親や夫の同伴または許可なしに出国することはできない」という決まり

があり、よって『逃亡した』という大ニュースになる。

その他、サウジの女性はクルマの運転も禁じられ、病院での治療も男性の許可なしには

受けられないこともあるのだとか。

何かと女性にとっては不自由な決まり事が多い。それがサウジという国らしい。

国王は改革派らしいが、イスラムの教義をきちんと守るべきと主張する保守派も

根強い。

今後、日本はサウジアラビアとの経済交流を進めていくとのことだが

もし日本人が現地のサウジ女性と不倫でもしようものなら、ただでは済まない?…

 

 

 

 

 

 

言葉のスキル

音楽活動をしていた女子大生・冨田真由さん(21)をナイフで34ヵ所刺した

岩崎友宏被告(28)が、殺人未遂罪で懲役14年6ヵ月の判決を受けた。

 

この事件に関して、ちょっと驚きの記事が出ていた。

岩崎被告は、冨田さんに腕時計など様々な贈り物をしていたそうだが、

その中に一冊の本があった。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』という漫画だ(9日毎日新聞・夕刊)

吃音をもつ主人公の少女が、人付き合いに苦しみながらも、吃音を自分の個性と

捉えて成長していく物語で、知る人ぞ知る話題の作品である。

吃音とは、言葉がうまく発声できずに、どもったり、無音が続いたりする言語障害

原因はよく分かっていない。

そうした吃音をもつ人たちは、自分の言いたいことがうまく伝わらず

周りの人から『ちゃんと話しなさい』とか『落ち着いて話せ』とか誤解され、

大きなストレスを抱えてしまうケースも少なくないという。

岩崎被告は、犯行前のブログに『志乃ちゃん…』を読んだ感想を書いている。

「(この本は)僕を救い、支えてくれた。言葉の力ってすごい」

また別の箇所では「自分は言葉が足りないので誤解される」とも記している。

原因こそ違うが、岩崎被告が言葉をうまく紡げずに、人間関係に苦しんでいた様子が

伺える。

 

別に岩崎被告を擁護するつもりはないし、

彼の犯した罪は決して許されるものではない。

僕が気になるのは、ただ1つ。

言葉を駆使して、自分を表現することの重要性だ。

一言で言ったら「言葉のスキル」

自己主張する、自分の気持ちを伝える、相手を説得する…

様々な場面で、人は言葉を尽くして、自分を表現しなければならない

岩崎被告がどのような家庭環境で育ったか知らないが

そうした言葉のスキルを学ぶのは家庭であり学校であり、周りの大人の責任だと

思う。

それができないと、本人は周りが思う以上に苦しむことになる。

 

 

 

 

 

3月11日 あの日…

読売新聞の『人生案内』に、被災地の女子大学生から投稿があった。

東日本大震災のあった2011年の、5月23日の記事である。

 

「あの日、私は祖母と一緒に逃げました。でも祖母は坂道の途中で

 『これ以上走れない』と言って座り込みました。

 私は祖母を背負おうとしましたが、祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、

 怒りながら私に『行け、行け』と言いました。

 私は祖母に謝りながら一人で逃げました。

 祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで、遺体で発見されました。

 気品があって優しい祖母は私の憧れでした…(中略)

 助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。

 そんな自分を一生呪って生きていくしかないのでしょうか。どうすれば償えますか

 毎日とても苦しくて涙が出ます。助けて下さい」(A子)

 

6年前のあの日、このような厳しい現実が、あちこちに溢れていた。

「人生案内」は一般からの悩みに、識者が答えるというスタイルだが、

心療内科医の海原氏は「お手紙を読みながら涙が止まらなくなりました」という

正直な心境を吐露し、その上で、

「おばあさまの素晴らしさは、あなたの中に受け継がれていることを忘れない下さい。

 あばあさまが生きていたら、かけたい言葉、してあげたいことを、

 周りに居る人たちにかけたり、してあげたりして下さい。

 そのようにして生き抜くことが、憧れだったおばあさまの心を生かす道に思えます」

と結んでいる。

あれから6年…手紙を送ってきた彼女が、苦しみや悲しみに押しつぶされずに

強く生きていることを願って止みません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学生の半数が「読書時間0」の衝撃

きのう8日の朝日新聞の投書コーナーに、

『本を読まないのは本当に良くないのか? 読書が生きる糧になると感じたことはない

 読書しなければならない確固たる理由があるなら教えて頂きたい』

という趣旨の21歳の大学生の声が紹介されていた。

大学生協の調査によると、今の大学生のおよそ半数が、読書時間「0分」なのだそう

だ。つまり本をまったく読まない。

確かに電車に乗ると、誰も彼もがスマホに夢中で、本を読んでいる人をパッタリ見かけ

なくなった。さもありなんということか…

うちにも4月に大学生になる息子がいるが、ほとんど本を読まない。

子どもの頃から読め読めと口酸っぱく言ってきたが効果なし。何でも予備校の現国の

先生に「本を読んでも読まなくてもテストの点は変わらない」と言われたそうで、

最後まで親の意見に耳を傾けることはなかった。

スマホでLINEをしたりネット記事を読んでいれば、読書したと同じぐらい文字に

触れているから、それなりに国語力や読解力は培われているのかもしれない。

ただ、1つだけ気になることがある。

記者の書くネット記事やLINEの文章は、いかに相手に分かりやすく伝えるかを

重視しているので、難しい言葉や複雑な文章は避ける傾向がある。

一方、一流の作家の書く文章は「搾り出した言葉」だ。

私は藤沢周平の時代物が好きでをよく読むが、例えば今読んでる初期の作品

『暁のひかり』の中からちょっと拾っただけでも、こんな文章がある。

 

「眼の前に坐っている女には、にじみ出るような暗さがある」

「勢五郎の顔は、頬は抉(えぐ)ったようにそげて、鷲の嘴(くちばし)のように

 尖った鼻をし、凹んだ眼窩(がんか)の奥に、びいどろの玉をはめたような眼が

 冷たく光っている」

 

まあ、こうした素晴らしい人物描写が、「生きる糧になる」とまでは言えないのかも

しれないが、少なくとも僕にとっては、想像力をかき立てられ心を豊かにしてくれる。

読書をするべき確固たる理由にはならないが、一読する価値はあるのではないか。

 

 

北朝鮮ニュースでお腹いっぱい!

金正男氏が殺害されたのは先月の13日だから、

もう1ヵ月ちかく北朝鮮のニュースが、テレビや新聞を賑やかしていることになる。

そして先日のミサイル発射だ。もうウンザリと思いながらも、隣国だし、何をしでかす

か分からない国だから他人事とは思えず、ニュースが流れるとついつい見てしまうと

いう方も多いのではないだろうか

 

ある朝鮮半島の専門家が言っていた。

北朝鮮という国は、その貧しさを抜きには理解できない」と。

そういえば、北の脱北者を描いた『クロッシング』という映画には、極貧で食べる物も

尽きた家族が、ついに息子が可愛がっていた犬を食べてしまうというシーンがあった。

日本の若者はよく「将来の夢」とか「自分探し」とかを語るが、

北朝鮮の多くの人たちは「今日を生きぬく」ということで精一杯なのだとか。

格差とか、非正規とかが問題になる日本だとは比較にならないほど、厳しい現実が

北朝鮮にはあるのかもしれない。だから、我々の常識では考えられないようなことが

起こるかもしれない。

でも、そうした事象も北朝鮮の『貧しさ』という視点から読み解いていくと、

理解できると、その専門家は語っていた。

 

確か東京新聞のコラムだったと思うが、韓国のこんなジョークを紹介していた。

ソウル警察に捕まった日本人スパイが、スーツケースを調べられ、中からパンツが

7枚出てきた。

「なんでこんなにパンツが入ってるんだ?」と警察官が尋ねると

その日本人スパイは「これは月曜日、これは火曜日、水曜日……」と答えた。

今度は北朝鮮のスパイがソウルで捕まった。

同じようにスーツケースを調べると、パンツが12枚出てきた。

警察官がこれを問い詰めると、北のスパイは答えた。

「これは1月、これは2月、3月、4月…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自動ブレーキ

きのうの朝日新聞に、クルマの“自動ブレーキ”が数年後に義務化されるという記事が出ていた。

自動ブレーキとは、搭載されたカメラやセンサーで前方の障害物などにぶつかる前にブレーキがかかるシステムだが、最近の高齢者ドライバーによる人身事故が社会問題化する中で、危険運転による事故対策の1つとして導入が期待されている。

実際、2015年に販売された新車のうち、45%だから、だいたい半分ぐらいのクルマに既に自動ブレーキシステムが付いているらしい。

スバルなどを販売する富士重工の自動ブレーキ(アイサイト)搭載車では、人身事故が6割減少し、トラックでも、自動ブレーキを付けてるトラックとそうでないものを比較すると、追突事故発生率は3分の1少ないというデータが出ている。

メーカーによってまだ性能にバラツキがあるらしいが、自動ブレーキの義務化によって、1日もはやく危険運転による不幸な事故が無くなることを願ってやまない。

ちなみに、ある調査によると、いま買うなら富士重工か日産のクルマの自動ブレーキが良いらしい。

 

 

 

 

 

 

ファミリー・トピックス

はじめまして!

都内に住む中年男性です。

仕事柄、日々多くの新聞や雑誌に目を通します。

その中から気になったニュース、とくに家族向けの話題を取り上げていきたいと

思います。

家族の一家団らんに、または恋人など大切な人との会話のきっかけになれば

とても嬉しいです。

基本的に月曜から金曜の毎日アップを目標としますが

激務で書けない時はゴメンなさい。

どうぞ宜しくお願いします。