ファミリー・トピックス

様々なニュースから、家族や恋人との話のネタになるようなものを月ー金でアップしてます

風が吹いているか?

今、最もその行動や発言が注目されている人物と言えば…

 小池百合子都知事だろう。

そんな強い発信力をもつ小池氏だが、

 国会議員だった1年前は、自民党内でそれほど目立つ存在ではなかった。

 もちろん過去に環境大臣防衛大臣、党の総務会長などを歴任しているが

 安倍政権になってからは、あまり優遇されていたとは言い難い。

 東京都の自民党都連にいたっては、ほとんど無視されていた。

 

その小池氏が、一念発起して都知事選に出馬を表明したのが、1年前の6月だ。

その時、彼女の背中を押したのが、かつての師である小沢一郎氏の言葉だったそうだ。

 

「風を吹かせろ!

 風が吹かないんだったら、自ら崖から飛び降りて、風を起こせ!」

 

彼女は、その言葉通り自民党内の大反対を押し切って

崖から飛び降りて都知事選に立候補した。

そして、見事に風を作ったのだ。

 

これは自問を込めて書くが

「あなたの回りに、風が吹いてるか?」

もし吹いてなければ、小池さんみたいに「崖から飛び降りろ」とは言わないまでも

急な坂道を駆け下りて、風を起こさなければならないと思う。

自分を1歩でも2歩でも前進させるため

夢を実現するため

社会をより良くするため

あるいは幸せを手に入れるため…etc

勇気を持って、風を起こさなければならないと、私は思う。

なぜそう思うかって? 

それは無風状態よりも

風が吹いてる方が、人生はるかに楽しいからだ。

まあ、強すぎて嵐になっちゃ困るけど…

 

ヘアドネーション

きのうの日経新聞のコラムで『ヘアドネーション』という活動を紹介していた。

 病気やケガなどで毛髪に問題を抱える18歳以下の人に

 医療用のウィッグ(かつら)を無償で提供する活動を行なっている非営利団体だ。

原則、長さ31㎝以上の髪の毛を、提供してくれる人を募っている。

それでも1人分のウィッグ(フルオーダー)を作るのに

30人分もの髪の毛が必要になるそうだ。

 

コラムでは、居酒屋で出会った30代と思われる女性とのやりとりを紹介していた。

彼女は10代の時に、抗がん剤で髪を失った。

当時を振り返り「眉毛も、まつ毛も抜けて不良少女みたいだったの、

嫌になっちゃった」と語ったという。

当時はふさぎこんで、学校の友達に逢うのも拒んでいたが、

その時、手にした医療用ウィッグのおかげで

彼女は外出してみようという、前向きな気持ちになれたそうだ、

 その後、病を克服した彼女は、いま恩返しをするため髪を伸ばし、

 ヘアドネーションの活動に参加している。

 「若い頃は闘病でおしゃれや恋に縁がなかった。今は本当にきれいになりたい」

 と、前向きだ。

 同世代が、なかなか恋愛に消極的な人が多いなかで

 彼女の心の中には “恋の風” が吹いている。

 この爽やかな風が、彼女の背中を押して

素敵な男性を出会って、幸せになってほしいと願う。

 

月9が30周年

フジテレビの「月9」ドラマが

今年4月で、30周年を迎えるという(12日毎日新聞・夕刊)

東京ラブストーリー」を始め「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」

ロンバケ」…など数え上げたらキリがないほど

数多くの名作ドラマを生み出してきた。

しかし、最近は視聴率が10%を切ることも多く、

4月から始まった、嵐のメンバーが主演するミステリー仕立てのドラマも

苦戦しているとか。

 

一貫して、若者向けのドラマを制作してきた月9だが、

ドラマに詳しい放送作家は「昔と今の若者の志向が変わってきている。

フジテレビが月9を美化しすぎてるかも」と書いている。

若者が、恋愛にあまり関心を持たなくなったと言う評論家がいるが

去年放送したTBSの『逃げるは恥だが役に立つ』は

平均で15%、最終回は20%以上のの高視聴率をとっているから、

一概にそうとは言い切れない気もする。

要するに、かつての月9のような、例えば

「僕は死にません、あなたが好きだから」とか

「完治、セックスしよ!」とかいう

この手の熱い台詞は、今の若者にはリアリティがなく、もっと言えば

憧れもなく、“心に響かない”ということなのだろう。

よほど、『逃げ恥』の台詞、例えば

「みくりさん、きちんと入籍して、結婚しましょう」

というフツーっぽい言葉の方が、現実味があって響くのかもしれない。

 

スマホと会話力

中国ではここ10年で大きく様変わりしたらしい。

10年前の北京の地下鉄では、ラッシュになると車内では耳栓が必要なほど

騒がしかった。

中国人は誰かと行動することが多く、家族、友人、家族の同僚など、おのおの大声で

周りを気にせず話すからだ。

そして今、地下鉄のラッシュはさらにひどくなっているのに、車内は静かだ。

個人で行動する人が増え、みんな下を向いてスマホをいじっている。

(きのう東京新聞・夕刊)

 

記事を読んで、日本も同じだと思った。

10年前ということはないが、

まだケータイを持ってる人が少なかった20年前(1995年頃かな…)は

日本でも満員電車の中で、大声で話してる人たちが大勢いたような気がする。

 

今の日本でも、車内では老若男女ほとんどの人がスマホをいじってる。

これだけみんなスマホばかりで、話す時間が減ると、

さぞ会話力が落ちているのではないだろうか…と心配になる。

 実際、私も、人と話す時間が年々減って、会話力も落ちてる気がする。

 せめてスマホで話す機会を増やそうと、通話し放題にしたのはいいが、

 友人に電話しても、たいてい…

「只今、電話に出ることができません…」

これじゃあ会話力は上がらない…

 

楽しい〆切りなら…

「まことに世は〆切である。何も原稿のことばかりではない、

 浮世のことはすべてそうだ」山本夏彦(コラムニスト)

およそ人間は締め切りがあるから動く

当方だって「いつでもいいよ」で、仕事が進んだためしがない

(きのう・日経新聞コラム)

 確かにそうだ。

東京オリンピックパラリンピックだって

2020年に間に合わせなきゃと思うから、みんな必死で頑張るのだ。

最近では、憲法改正だ。

安倍首相は、誰からも自衛隊違憲だと言わせないように

憲法9条に手を付けようとしている。

「2020年に施行したい」と発言した。

ことを動かすには、やはり締切が必要だと考えたのだろう。

果たして、これで国民の憲法議論が進むのか、注目したい。

締め切りに間に合わせようと

無理してデキの悪い憲法改正にならないことを祈る。

 

個人的には、締め切りを設けることは良いことだと思う。

それが、ノルマや苦痛になってしまったらダメだが、

自分を高めることや、楽しいことなら大歓迎だ。

「勉強して、3年以内に資格をとる」とか

「夏までに20万円を貯めて、ハワイに行く」とか

仕事も、金曜日の締め切りまでに終えるようにして

週末はゆっくり過ごすようにしている。

 

今の私の、一番の締め切りは、2020年7月24日だ。

この時、どこで、誰と、東京オリンピックの開会式を観ているか?

できれば、再婚していて

愛する人たちと一緒に、この日を迎えたいものだ。

 

セルフGSの舞台裏

何処でも見かけるようになったセルフのガソリンスタンド(GS)

きのうの読売新聞に

茨城県内のセルフGSの従業員が、ガソリンを入れにきたお客の監視を

 怠っていたとして業務改善命令が出た』

というニュースが掲載された。

どういうことだろう?

私もよくセルフのスタンドを利用するが、店員が出てきたことはなく、

勝手に自分で機械を操作して、自分でクルマに給油している…と思っていた。

だが、実はそうではなかったのだ。

GS内の事務所にいる店員が、天井などに取り付けられたカメラを使って

私たちを監視していたのだ。

『ガソリンを給油する時に煙草を吸っていないか?』

『コイツにガソリンを売って大丈夫か?』…等々

そういう諸々を監視して、店員が「売ってよし!」と判断したら

給油の許可ボタンをポチッと押して、はじめて給油がはじまる。

 

そういえば、あることに気がついた。

セルフのGSで、給油ノズルのトリガーを引いてから

実際にガソリンが流れてくるまでに、妙な“間”があることを!

たぶん、その数秒のあいだに、店員が、給油の許可ボタンを押していたのだ。

 

摘発された茨城のスタンドは、独自の装置を開発して

お客が確認ボタンを押せば、店員が許可ボタンを押さなくても

自動的に給油がはじまる仕組みをつくった。

もちろん人件費の削減のためである。

 

思わぬ形で、監視社会の一端が明らかになった。

無人」をうたっている場所でも、実は誰かに見られてる?…

 

 

SNSで、夫婦仲がSOS!

きのうの読売新聞「人生案内」に、ちょっと恐ろしい相談が来ていた。

 40代の主婦からの投書で、要約すると…

『先日、遠方に住む父が亡くなり、私と夫と子どもの3人で空港に向かいました。

  そして、夫は、空港の構内で、私がベビーカーを押す姿を撮影し、

 その姿を自分のSNSに投稿したのです。

  『合掌。義父急逝』というメッセージをつけて。

 私の父の死を、何だと思っているのか。夫への気持ちが冷めてしまいました。

 夫を見ると緊張し、攻撃的になってしまいます』

…というものだ。

 

 いろいろな考え方があると思う。

ご主人に「悪気はなかった」という意見もあるかもしれない。

でも、私はこの奥さんに同情する。

悪気はなかったで許されるのなら、先日「東北で良かった」と発言して

辞任に追い込まれた某復興大臣も同じだ。

あの大臣だって悪気はなかったと思うが、

でも、明らかに配慮に欠け、被災地に寄り添う気持ちが足りなかった。

 

ご主人は、SNSを通じた友人が国内外にいて、

毎日チェックするほどSNSに熱心だと投書に書いてあった。

最近思うのは、ツィッターやインスタグラムなどに

あまりに夢中になり過ぎるばかりに

心がどこかに行ってしまったような人が、増えていないだろうか。

このご主人の場合もそうだ。

SNSにアップする前に、奥様の悲しみ、気持ちをおもんばかって、

なぜ一言「亡くなったお父さんのことをSNSにアップしていいか?」と

聞かなかったのだろうか?

 それに、このメッセージもひどい。

『合掌』と書いても、ほとんど義理で手を合わせてるようにしか聞こえないし

 ご主人は、奥様の悲しみを、自分の悲しみとしてない気がする。

 実際そうじゃないとしたら、もう少し自分の思いが伝わるメッセージを書くべきだ。

 

あなたのFacebookやツイッター

『SNSを書くためのSNS』になっていないか?

SNSを書くために、人生があるのではない。

人生を楽しむために、SNSがあるのだ。

私はあえて言いたい。

(S)そんなに、(N)ネットばかりして、(S)損してないか?