野草のアザミに注目!
コーヒー豆や茶、カカオに含まれるカフェイン。
これらの植物が、なぜカフェインを含むかと言うと
抗菌作用があるからだそうだ(きのう読売新聞・夕刊)
寄ってくる害虫や細菌から身を守るための作用が、カフェインにはある。
そして、カフェインを人間が服用すると
『眠気を払う』という思わぬ“副作用”を発揮するのだ。
原っぱなどでよく見かける『アザミ』という野草がある。
赤紫色の花が咲く多年草で、茎や葉に鋭いトゲがあるのが特徴だ。
そのアザミの中に含まれる『タキシフォリン』という成分が
植物にとって何の役に立ってるか定かでないが、
人間にとっては、アルツハイマー病の予防になることが研究で明らかになった。
認知症は、脳の血管に異常なタンパク質が蓄積することで起きるが、
タキシフォリンは、そのタンパク質の蓄積を防ぐ効果があることが
マウスの実験で確認された。
研究センターの医師は「アルツハイマー病の治療につながると考えている」と語り
今年度中の治験を目指すそうだ。
こういう”副作用”なら、大歓迎だ。